小さな恋 大きな愛
「へー、いぃ名前だね。輝くって字好きなんだわたし」
「そぉかな?名前なんてほめられたことなぃから照れるゎー」
美里は何となく初めて会ったよぅな気がしなかった(二回目だけど)それにこんなに自然に人と話せることにびっくりしていた。
「わざわざお金返してくれてアリガトね、あたしこのコンビニよく来るからまた会えるかもね」会えたらいぃなと思っていた。
「そぅだね、俺は火曜と木曜の夜に入ってるから、また会えるの楽しみにしてるよ」
美里は自分のココロの中を少し覗かれたよぅな気分だった。
「じゃーね!」「ぅん、じゃーまたね!」
自宅について即効冷蔵庫に投入!さっき買ったアイスのことをすっかり忘れてた。
「ぎゃぁー溶けてるしって当たり前かぁ…」
美里はさっき買った雑誌をパラパラと読みながら上の空だった。
なんて不思議なひと…何となく…人間不振な美里は思う。病気になってからあまり人とは関わらないようにしてきた。
色んなことが頭によぎりその夜は眠れなかった。
< 4 / 14 >

この作品をシェア

pagetop