Your PrincessⅡ
暫くしてから、テントを出ると。
全員が火を囲ってワイワイ騒いでいる。
頭にタオルを巻いたシュロさんを見つけてすぐに駆け寄る。
「シュロさん、具合のほうは大丈夫ですか?」
シュロさんは私の顔をチラッと見たかと思うと、「うわぁぁぁ」と叫んだ。
「すんません、すんません。本当にすんません」
何に対して謝っているのだろうか?
また、渚くんが変なことを言ってシュロさんを困らせているのだろうか。
シュロさんを見ていた渚くんとサクラが大笑いしている。
「シュロ、いい加減にしないと蘭に殺されるわよ」
「すんませんって。本当にすんません。許されないことだってわかってます」
「…何が?」
話についていけず、だんだんイライラとしてくる。
渚くんは「おもしろーい」とずっと笑っている。
「シュロ。もう謝らなくていいから。大人しくしてろ」
蘭が言っても、シュロさんはまた「すんません」と謝ってくる。
自分だけ首を傾げていると。
渚くんが隣にやってきて、
「シュロは免疫がないから許してあげて」
と言ってきたので、「何を?」と質問する。
渚くんが何か言おうとすると、蘭が「渚っ!」と言って制した。
「カレンに食事の用意をしろ」
蘭が渚くんを睨みつけるので「はーい」と渚くんは返事をする。
サクラはゲラゲラ笑っているし、クリスさんは私と目を合わせないようにしているし。
さっきから、シュロさんは挙動不審だし何なのだろう。
「ねえ、蘭。隠してることあるならちゃんと言ってよ」
渚くんからスープの入った皿を受け取ると、蘭の隣に座った。
「知らないほうがいい」
「気になるんだけど」
思わず大声を出すと、皆が一斉にこっちを向いた。
蘭は、はぁぁとため息をつくと耳元で「後でな」と言った。
全員が火を囲ってワイワイ騒いでいる。
頭にタオルを巻いたシュロさんを見つけてすぐに駆け寄る。
「シュロさん、具合のほうは大丈夫ですか?」
シュロさんは私の顔をチラッと見たかと思うと、「うわぁぁぁ」と叫んだ。
「すんません、すんません。本当にすんません」
何に対して謝っているのだろうか?
また、渚くんが変なことを言ってシュロさんを困らせているのだろうか。
シュロさんを見ていた渚くんとサクラが大笑いしている。
「シュロ、いい加減にしないと蘭に殺されるわよ」
「すんませんって。本当にすんません。許されないことだってわかってます」
「…何が?」
話についていけず、だんだんイライラとしてくる。
渚くんは「おもしろーい」とずっと笑っている。
「シュロ。もう謝らなくていいから。大人しくしてろ」
蘭が言っても、シュロさんはまた「すんません」と謝ってくる。
自分だけ首を傾げていると。
渚くんが隣にやってきて、
「シュロは免疫がないから許してあげて」
と言ってきたので、「何を?」と質問する。
渚くんが何か言おうとすると、蘭が「渚っ!」と言って制した。
「カレンに食事の用意をしろ」
蘭が渚くんを睨みつけるので「はーい」と渚くんは返事をする。
サクラはゲラゲラ笑っているし、クリスさんは私と目を合わせないようにしているし。
さっきから、シュロさんは挙動不審だし何なのだろう。
「ねえ、蘭。隠してることあるならちゃんと言ってよ」
渚くんからスープの入った皿を受け取ると、蘭の隣に座った。
「知らないほうがいい」
「気になるんだけど」
思わず大声を出すと、皆が一斉にこっちを向いた。
蘭は、はぁぁとため息をつくと耳元で「後でな」と言った。