Your PrincessⅡ
17.それで終わり!?
「なっ。俺が語ることはそんなにないだろ」
随分と、話を端折って語られたので。
私は「え、終わり!?」と蘭に向かって突っ込んでしまった。
皆、沢山語ってくれたというのに。
サクラと、蘭は極端に話の内容がオカシイ。
「あんまり長く語っても仕方ないだろ。もう、寝ろ」
蘭に言われたけど、私は納得が出来ず、じっと蘭を見つめる。
蘭は、言葉を選んでゆっくりと話しているようだった。
結局、蘭はすべてをさらけだして語る気はないのかもしれない。
「一つだけ、質問していい?」
「何だよ」
「何で、このメンバーが呪いにかかったのかな?」
「…俺が知っているとでも?」
はっと鼻で蘭が笑ったので、それ以上は聞けずじまいだった。
この冒険の結末がどうなってしまうのだろうかと、考えてしまう。
テントへ行って横になる。
どうして、彼らが呪いにかかって。
どうして、騎士団学校へ通って。
今、冒険をしているんだろう。
モヤモヤしながら寝返りをうつと。
隣に寝ているのがサクラではなく、クリスさんだったので。
「ぎゃー」と心の中で叫んだ。
長い髪の毛を乱したクリスさんの顔を見て、再び寝返りを打つ。
じっくりと見たら、クリスさんには悪い。
ああ、心臓に悪い・・・
随分と、話を端折って語られたので。
私は「え、終わり!?」と蘭に向かって突っ込んでしまった。
皆、沢山語ってくれたというのに。
サクラと、蘭は極端に話の内容がオカシイ。
「あんまり長く語っても仕方ないだろ。もう、寝ろ」
蘭に言われたけど、私は納得が出来ず、じっと蘭を見つめる。
蘭は、言葉を選んでゆっくりと話しているようだった。
結局、蘭はすべてをさらけだして語る気はないのかもしれない。
「一つだけ、質問していい?」
「何だよ」
「何で、このメンバーが呪いにかかったのかな?」
「…俺が知っているとでも?」
はっと鼻で蘭が笑ったので、それ以上は聞けずじまいだった。
この冒険の結末がどうなってしまうのだろうかと、考えてしまう。
テントへ行って横になる。
どうして、彼らが呪いにかかって。
どうして、騎士団学校へ通って。
今、冒険をしているんだろう。
モヤモヤしながら寝返りをうつと。
隣に寝ているのがサクラではなく、クリスさんだったので。
「ぎゃー」と心の中で叫んだ。
長い髪の毛を乱したクリスさんの顔を見て、再び寝返りを打つ。
じっくりと見たら、クリスさんには悪い。
ああ、心臓に悪い・・・