Your PrincessⅡ
どうして、こんなに周りの人間のことを好きになれないのだろう。
寝る支度を終えて、クリスはぐずぐずと泣き出した。
何が不満なの?
と質問されても、どう答えていいのかわからない。
だけど、みんな大嫌いだと思った。
ぐずぐず泣きながら、窓を開けると雨が降っていた。
まるで自分の心を映し出しているようだった。
誕生日だというのに、星空を見ることが出来ない。
「男の子になりたい」
小さな声で呟く。
「神様、男の子になりたいよ」
両手を合わせて祈る。
神様、お願いします。
「神様、男の子になりたいです」
その瞬間、
目の前がピカッと光ったのまでは覚えている。
それ以降のことは覚えていない。
ただ、頭の中で男の人の声がした。
「その願い、叶えてやろう」
寝る支度を終えて、クリスはぐずぐずと泣き出した。
何が不満なの?
と質問されても、どう答えていいのかわからない。
だけど、みんな大嫌いだと思った。
ぐずぐず泣きながら、窓を開けると雨が降っていた。
まるで自分の心を映し出しているようだった。
誕生日だというのに、星空を見ることが出来ない。
「男の子になりたい」
小さな声で呟く。
「神様、男の子になりたいよ」
両手を合わせて祈る。
神様、お願いします。
「神様、男の子になりたいです」
その瞬間、
目の前がピカッと光ったのまでは覚えている。
それ以降のことは覚えていない。
ただ、頭の中で男の人の声がした。
「その願い、叶えてやろう」