エリート脳外科医ドクターは痺れるほどの愛を注ぎ込みたい。 〜セフレですが、両想いです。〜
移動して駅前のカフェに入りモーニングを注文した。
「――え? 山崎先生と別れた!?」
「うん、別れたというか関係を終わらせたというか……」
「そうなんだ……先生納得したの?」
納得したんじゃないかな。彼だって終わらせたかったと思うし。
『……蓮、話があるの』
『どうしたの? そんな顔して……』
私は、脱ぎ捨てられた服を素早く着ると彼から背を背ける。
『……奈々?』
彼に名前を呼ばれ、ドクンッと心臓が音を立てる。言わなきゃ……。
『私、もうここには来ない……』
『えっ? 何言って――』