【好き】を言いたい2
好き、の交錯
‥頑張れ、私‥‥‥!!!
「ん?」
「私、和志の事‥「キーンコーンカーンコーン」
私の言葉を遮るようにして鳴ったチャイム。
それは、振り絞ったなけなしの勇気を、
へニャリと萎れてしまわせるのには十分だった。
「〜〜っ!」
ガックリ肩を落とした私。
「‥礼華、どうした?」
「‥‥‥いや、なんでもないよ‥。」
折角言えるチャンスだったのに‥。