また会える日まで
何故だろう。
すぐ見たいのに、そのメールを開けない。
何故だろう。
さっきまで、あんなにうるさかった渋谷の街が急にシーンとなった。

ハッとすると、やっぱりうるさい渋谷の街。

どうしようも出来ない僕は、すぐに友達の待つ居酒屋へ走った。

「おお!優大!おかえり!!」
何も知らない友達達が大声でそう言う。
「あのさ…相談なんだけど……ちょっと待って…」
久しぶりに走った僕は息切れが酷く、置いといた酒を1口飲んだ。
友達はみんな、どうした?という顔をしている。

「美奈子から、メールが来た!!」
僕はそう叫ぶと、友達は表情を変えずこっちを見た。
「…なんて来たんだ?」
「さあ?分からない、これから見るんだ。
一緒に見てくれ!」

僕は、友達の横に座りスマホを開く。
いよいよ。メールを見る時だ。
―優大、久しぶり。元気してる?
別れたばかりなのに、こんなメール送ってごめんね。
今度の土曜日、暇だったら買い物にでも行かない?
連絡待ってます―

メールの内容はこうだった。
「これって…」
僕が口を開くと友達が僕の方を見た。
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