私の婚約者には好きな人がいる
「そ、そうですよ!」
私への挑戦?
不敵な笑み浮かべて、挑発するように私を見ていた。
悪人面もいいところだった。
ささっと解いて、逃げればいい―――そう思ってネクタイを外していると、恭士さんの髪が指にかかった。
髪からは何のシャンプーを使っているのか、爽やかな香りがした。
な、なんなの、この色気は。
肩に頭をのせられ、首に息がかかる。
焦ると余計に指が動かず、時間がかかってしまったけれど、なんとかネクタイを外し終わって、ホッして気を抜いた瞬間、耳に恭士さんの低い声と息がかかり、ぞくりと肌が粟立った。
「次はシャツのボタンを」
できない、とは言えず、息を殺して一つずつ外していく。
「ひゃっ!」
首筋に唇が這い、指がボタンから離れてしまう。
「どうした?顔が赤いぞ」
「い、いえ」
再び、ボタンに指をかけ、一つ外すと耳たぶを舌が舐め、甘く噛んだ。
「あっ、やっ」
私への挑戦?
不敵な笑み浮かべて、挑発するように私を見ていた。
悪人面もいいところだった。
ささっと解いて、逃げればいい―――そう思ってネクタイを外していると、恭士さんの髪が指にかかった。
髪からは何のシャンプーを使っているのか、爽やかな香りがした。
な、なんなの、この色気は。
肩に頭をのせられ、首に息がかかる。
焦ると余計に指が動かず、時間がかかってしまったけれど、なんとかネクタイを外し終わって、ホッして気を抜いた瞬間、耳に恭士さんの低い声と息がかかり、ぞくりと肌が粟立った。
「次はシャツのボタンを」
できない、とは言えず、息を殺して一つずつ外していく。
「ひゃっ!」
首筋に唇が這い、指がボタンから離れてしまう。
「どうした?顔が赤いぞ」
「い、いえ」
再び、ボタンに指をかけ、一つ外すと耳たぶを舌が舐め、甘く噛んだ。
「あっ、やっ」