私の婚約者には好きな人がいる
実の母親―――恭士さんは奥様の子供ではない!?

「あいつまで」

「俺が頼んだ。好きな相手とどうしても結婚したいと言ったら、全員が結婚祝いにくれたぞ」

「このっ!」

「母と老後をのんびり過ごすのも悪くないだろう?」

打ちのめされた旦那様を見下ろし、恭士さんは悪魔のように笑ったのだった―――



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