鍵使い物語

そのなかに一人、鍵持ちがいた。

「ごめんなさい、お先です……」

おつかれーと、その一人去る。



****


「私の……これが、火災をよぶの?」

鍵をみる

そして、それを外して投げ捨てた。

瞬間、その場所から炎が上がった。



「……警察、行こうか。消火完了させて……は?」


火が消えた。
火災の消火活動してないのに、だ。






「この鍵、もらっていいかしら?」

この街では見かけない女性だと、投げ捨てた鍵持ちは

「あ、はい、あいですよ」
と、なんか噛んだが、微笑まれて




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