お嬢様は恋したい！

お昼のチャイムが鳴り、浅田さん、島本さんと社食に向かう。

途中、こーたくんに会ったが目を逸らされたので、こちらもスルーした。

なんとなく向こうが関わり合いたくないような表情を浮かべていたような…

気のせい、気のせい。

「ホントだ。山田、高橋さんとあれだけしゃべっていたのに、今日はスルーなんだ。」

「お互い話して違ったってことかぁ。」

２人とも私とこーたくんをくっつける気満々だったようだ。

あの人は、会ったその日に男女の関係を誘ってくる人なんですけど。

まぁ、向こうも私が鈴木主任と専務に構われているとわかったから、これ以上絡みたくないだけだろうから問題なさそうだよね。