お嬢様は恋したい!
安定期に入って、秀介さんが近寄っても大丈夫になったので、せっかく京都にいるのだからと観光スポットに遊びに行こうと誘われた。
ゴールデンウィークが終わったばかりのせいか少しだけ空いた道を車が走り出す。
「秀介さん、やっぱり車だと渋滞にはまると思うから、バスとかで良かったんじゃ…」
「ちょっと遠出するから、この方が香子の負担にならないと思ってね。」
車はどんどん河原町通りを南下し、第二京阪に入った。
「どこまで行くの。」
「着いてからのお楽しみだよ。」
秀介さんは、普段から運転しているから上手で安心して外の景色を眺めていられた。
「ねぇ、秀介さん。どうしてそんなに優しいの。お父様には相変わらず毒舌よね。」
「俺、結構…独占欲強いんだ。」
「ん?」
秀介さんが自分のこと俺って言ってる?
「自分の手元に置いておきたいと決めたら、どんな事をしてでも囲い込んでおきたいんだよっ。普段は必要以上に関わらないように気持ちに武装しているから…って何言わせんだよ。」
秀介さんを見ると耳まで真っ赤になっていた。
かわいい…
ふとそんな事を思ってしまった。
「秀介さんが自分の事、俺って言ってる。」
「あ、やばっ。まだ彼女じゃないのに。気を引き締めてカッコいいとこ見せないと香子に嫌われ…」
心の声が漏れているよ。
クスッと笑って、秀介さんに応える。
「嫌わないよ。これだけ私に親身になってくれる人、秀介さんしかいないもの。」
そう、今の私には秀介さんしかいないんだ。
着いたのは、石清水八幡宮だった。
「ここ?」
「安産祈願しないとな。」
2人で社務所に行き、祈祷をしてもらった。
ゴールデンウィークが終わったばかりのせいか少しだけ空いた道を車が走り出す。
「秀介さん、やっぱり車だと渋滞にはまると思うから、バスとかで良かったんじゃ…」
「ちょっと遠出するから、この方が香子の負担にならないと思ってね。」
車はどんどん河原町通りを南下し、第二京阪に入った。
「どこまで行くの。」
「着いてからのお楽しみだよ。」
秀介さんは、普段から運転しているから上手で安心して外の景色を眺めていられた。
「ねぇ、秀介さん。どうしてそんなに優しいの。お父様には相変わらず毒舌よね。」
「俺、結構…独占欲強いんだ。」
「ん?」
秀介さんが自分のこと俺って言ってる?
「自分の手元に置いておきたいと決めたら、どんな事をしてでも囲い込んでおきたいんだよっ。普段は必要以上に関わらないように気持ちに武装しているから…って何言わせんだよ。」
秀介さんを見ると耳まで真っ赤になっていた。
かわいい…
ふとそんな事を思ってしまった。
「秀介さんが自分の事、俺って言ってる。」
「あ、やばっ。まだ彼女じゃないのに。気を引き締めてカッコいいとこ見せないと香子に嫌われ…」
心の声が漏れているよ。
クスッと笑って、秀介さんに応える。
「嫌わないよ。これだけ私に親身になってくれる人、秀介さんしかいないもの。」
そう、今の私には秀介さんしかいないんだ。
着いたのは、石清水八幡宮だった。
「ここ?」
「安産祈願しないとな。」
2人で社務所に行き、祈祷をしてもらった。