人生の相棒~運命の人は突然に現れる~
「まさか、彼女ーー羽村さんが犯人だったとは思わなかったな…」
孝太はそう呟いた後で息を吐いた。
「羽村さんのこと、知ってたの?」
私が聞いたら、
「いつも劇場や単独ライブにきてくれて、たまに花束の差し入れをしてくれるから顔はよく知ってた。
先日の凱旋ライブにもきてくれてたし…いい人だと思ってた」
と、孝太は答えた。
「そうだったんだ…」
「でも、勝手に婚姻届に俺の名前を書いたうえに出されるなんて思わなかったよ。
それがデビュー当時からいつも応援してくれてるファンだったと思ったらなおさら…」
「だけど、幸いにも受理はされなかったんでしょう?」
私が言ったら、
「本拠地と親の名前が間違っていたおかげでね」
と、孝太は言い返した。
孝太はそう呟いた後で息を吐いた。
「羽村さんのこと、知ってたの?」
私が聞いたら、
「いつも劇場や単独ライブにきてくれて、たまに花束の差し入れをしてくれるから顔はよく知ってた。
先日の凱旋ライブにもきてくれてたし…いい人だと思ってた」
と、孝太は答えた。
「そうだったんだ…」
「でも、勝手に婚姻届に俺の名前を書いたうえに出されるなんて思わなかったよ。
それがデビュー当時からいつも応援してくれてるファンだったと思ったらなおさら…」
「だけど、幸いにも受理はされなかったんでしょう?」
私が言ったら、
「本拠地と親の名前が間違っていたおかげでね」
と、孝太は言い返した。