人生の相棒~運命の人は突然に現れる~
6*スキャンダル
お腹の中の赤ちゃんは順調に育っていた。
「亜月、こんばんは」
「こんばんは、孝太」
孝太とお互いのアドレスを交換して以来、夜になるとテレビ電話をして話をするようになった。
この日の孝太は営業で、宿泊先のホテルの部屋から電話をしていた。
「赤ちゃん、元気に育ってる?」
「うん、元気だって言ってた」
私は返事をすると、スマートフォンの前にエコー写真を見せた。
「かわいいなあ、もう少しでこの子に会えるんだと思ったら今から楽しみで仕方がないや」
エコー写真を見て笑っているその顔は父親の顔だ。
私はお腹をなでると、
「お父さんもとても楽しみにしているよ、って」
と、声をかけた。
「ついでに早く会いたいって言って」
そう言った孝太に私は笑った。
「亜月、こんばんは」
「こんばんは、孝太」
孝太とお互いのアドレスを交換して以来、夜になるとテレビ電話をして話をするようになった。
この日の孝太は営業で、宿泊先のホテルの部屋から電話をしていた。
「赤ちゃん、元気に育ってる?」
「うん、元気だって言ってた」
私は返事をすると、スマートフォンの前にエコー写真を見せた。
「かわいいなあ、もう少しでこの子に会えるんだと思ったら今から楽しみで仕方がないや」
エコー写真を見て笑っているその顔は父親の顔だ。
私はお腹をなでると、
「お父さんもとても楽しみにしているよ、って」
と、声をかけた。
「ついでに早く会いたいって言って」
そう言った孝太に私は笑った。