人生の相棒~運命の人は突然に現れる~
その日の夜に、孝太と久しぶりにテレビ電話をした。

「体調は大丈夫?」

そう聞いてきた孝太に、
「うん、大丈夫だよ」
と、私は返事をした。

「その…ごめんなさい」

いきなり謝った私に、
「どうしたの?」

孝太は訳がわからないと言うように首を傾げた。

「週刊誌のことについてなんだけど…」

「ああ、亜月も見たんだ…」

「うん…」

私は正直に自分の気持ちを打ち明けた。

「そう言う訳だったの…」

「そうか…」

「孝太も違うって言いたかったよね?

あの写真は自分じゃなくて、別の人だって言いたかったんだよね?」

私がそう言ったら、
「うん、言いたかった。

この日は本当に深夜まで仕事だったし、信用できないって言われたら龍太郎やマネージャーにも証言をお願いしてもらうつもりだったし、スケジュールもちゃんと見せるつもりだった」
と、孝太は言った。
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