手錠、そしてキスの雨を2
互いに沈黙のまま部屋の前につき、伏黒さんがドアの鍵を開ける。そして、部屋の中に入った瞬間に私の唇は再び奪われた。
「んっ、ヤダっ!〜〜!」
腰を抱き寄せられ、苦しくて苦いキスが続く。嫌だと拒否しても伏黒さんは顔色一つ変えずにキスを繰り返すし、鍛えられて筋肉のある胸板をどれだけ私が押したところで逃げられない。
「ッ……」
キスからようやく解放される頃には、私の腰は完全に抜けて伏黒さんに支えてもらっていなければ床に座り込んでいる状態だった。息が切れ、顔や体が熱い。
「そんな顔して、もっとキスしてほしいか?それともこっちがいいか?」
伏黒さんがニヤニヤしながら私の着ているスーツを脱がそうとする。私は慌ててその手を掴み、「自分で着替えますから!」と言って逃げるように自分の部屋へと入る。ドアを閉めた瞬間、力なく座り込んでしまった。
どうしてこんなにも、伏黒さんに対して熱を持ってしまうんだろう。一度熱った体はなかなか元に戻ってくれない。でも、健康診断では引っ掛からなかったから体の病気ではないはずだ。心の問題?
「んっ、ヤダっ!〜〜!」
腰を抱き寄せられ、苦しくて苦いキスが続く。嫌だと拒否しても伏黒さんは顔色一つ変えずにキスを繰り返すし、鍛えられて筋肉のある胸板をどれだけ私が押したところで逃げられない。
「ッ……」
キスからようやく解放される頃には、私の腰は完全に抜けて伏黒さんに支えてもらっていなければ床に座り込んでいる状態だった。息が切れ、顔や体が熱い。
「そんな顔して、もっとキスしてほしいか?それともこっちがいいか?」
伏黒さんがニヤニヤしながら私の着ているスーツを脱がそうとする。私は慌ててその手を掴み、「自分で着替えますから!」と言って逃げるように自分の部屋へと入る。ドアを閉めた瞬間、力なく座り込んでしまった。
どうしてこんなにも、伏黒さんに対して熱を持ってしまうんだろう。一度熱った体はなかなか元に戻ってくれない。でも、健康診断では引っ掛からなかったから体の病気ではないはずだ。心の問題?