クールな御曹司は傷心令嬢を溺愛で包む~運命に抗いたかったけど、この最愛婚は想定外です~
雅己さんの顔から微笑が消えて、また唇を塞がれた。
先ほどとは違う、濃厚なキス。
また、欲情の熱が熾きてしまう熱いキスだ。
寝返りを打って、雅己さんが自身の重みで私を拘束する。
朝日に満ちたベッドルームに、シーツの衣擦れの音と、舌と舌が絡み合う甘い水音が聞こえる。
そして―――
ブーン
ブーン…
という、バイブ音も、遠くから聞こえる。
この音は…スマホ?
「ま、さきさん…!」
「…うん?」
「あの、今日は普通に仕事でしたよね…!?」
「…うん…」
まだキスを止めない雅己さんの唇を受け止めつつも、サイドボードにあるデジタル時計を見やる。
時刻は、9時を過ぎていた。
先ほどとは違う、濃厚なキス。
また、欲情の熱が熾きてしまう熱いキスだ。
寝返りを打って、雅己さんが自身の重みで私を拘束する。
朝日に満ちたベッドルームに、シーツの衣擦れの音と、舌と舌が絡み合う甘い水音が聞こえる。
そして―――
ブーン
ブーン…
という、バイブ音も、遠くから聞こえる。
この音は…スマホ?
「ま、さきさん…!」
「…うん?」
「あの、今日は普通に仕事でしたよね…!?」
「…うん…」
まだキスを止めない雅己さんの唇を受け止めつつも、サイドボードにあるデジタル時計を見やる。
時刻は、9時を過ぎていた。