優しさで花を咲かせたら。
「じゃあ、後でね!!」


「うん、花蓮頑張って〜」



そう、私は首席合格だったから、発表があるのだ。




緊張はするけれど、この人達が和らげてくれる。



…いや、緊張解けのプレッシャーをかけてくる。




「花蓮、あなたならきっとできるから、頑張ってね」

「花蓮、この発表が90点以上だったら昼、花蓮の好きなもの食べていいからな」



母と父。

校長が母で、理事長が父。


毎度のように、プレッシャーをかけてくる。

しかも、発表などは父と母による採点まである。


今ではもう慣れたけど、最初の方はこのプレッシャーに負けてばかりだった。

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