Letter - 大切な人 -
第八章 突然の
今日もいい天気だ。
秋の風は少しだけ冷たくなってきたが、大きな木はまだ青々とした葉を付けて綺麗に日陰を作ってくれている。
おもむろにその木の根元に座り込む美利。
そして軽くスカートを捲くりあぐらをかいた。
「やっぱり気持ちいいな、この場所」
そう言って一番にくつろぎ始める。
「くー、それがやばいの。そのスカート」
少し遅れてきた智樹の声を聞き、自分のスカートを見る。
美利は私生活でスカートを履く機会が少ない。
家に帰るとすぐに着替えてジーパンやスウェットで過ごしてあぐらをかく。
それが美利のスタイルだ。
あぐらをかく癖がついているのは仕方がないとはいえ、スカートを捲くり太ももまで丸出しでくつろいでいる姿は思春期の男女にとって少なからずの刺激になることには間違いないだろう。
それでも『何がだめなんだよ、座ってるだけだろ』という美利に竜が話しかけながら近寄っていく。
「くぅ…」
美利から一メートルほど離れたその正面に膝をついた。
秋の風は少しだけ冷たくなってきたが、大きな木はまだ青々とした葉を付けて綺麗に日陰を作ってくれている。
おもむろにその木の根元に座り込む美利。
そして軽くスカートを捲くりあぐらをかいた。
「やっぱり気持ちいいな、この場所」
そう言って一番にくつろぎ始める。
「くー、それがやばいの。そのスカート」
少し遅れてきた智樹の声を聞き、自分のスカートを見る。
美利は私生活でスカートを履く機会が少ない。
家に帰るとすぐに着替えてジーパンやスウェットで過ごしてあぐらをかく。
それが美利のスタイルだ。
あぐらをかく癖がついているのは仕方がないとはいえ、スカートを捲くり太ももまで丸出しでくつろいでいる姿は思春期の男女にとって少なからずの刺激になることには間違いないだろう。
それでも『何がだめなんだよ、座ってるだけだろ』という美利に竜が話しかけながら近寄っていく。
「くぅ…」
美利から一メートルほど離れたその正面に膝をついた。