宝石戦士ミドリ
第2話 宝石戦士の集結

突如、ミドリの前に神崎奏が現れる。
「かんざき、くん?」
神崎は炎の弓矢で矢ヶ井を攻撃し始めた。
神崎は言う。
「今はルビーの宝石戦士カナデです!」
「あなたも、選ばれたのね」
間もなく矢ヶ井は光の粒となって消えた。
いつの間にか紫珠徠も駆けつけていた。
「大丈夫、ミドリ? あ、カナデは闇落ちした一般人を助けてあげて」
「わかりました、シズクさん」
「私もカナデくんと一緒に闇落ちした一般の人たちを助けるよ」
3人は一般人を助けることに専念し、感謝されると「ムーヴメント」と唱えて一時解散した。

グランマは激怒していた。
「何をやっているんだ、おまえたちは!!」
矢ヶ井と箱崎ルキアは揃ってひざまずいていた。
「申し訳ありません、グランマ様」
「次こそはヘマをするんじゃないよ!!」
「「はっ!!」」
矢ヶ井と箱崎は揃って頭を下げた。


翌週の月曜日の放課後、翠と神崎と紫珠徠は学校の屋上に集まった。
「あたしもあの白い子うさぎのカントに選ばれてアメジストの宝石戦士になったんだ」
「僕もカントにルビーの宝石戦士に選ばれたんです」
「私もカントに選ばれてエメラルドグリーンの宝石戦士になったの」
と、空の向こうから白い翼をはためかせながらカントがフェンスの内側に降り立つ。
「やあ、みんな。初めてにしては良くやってくれたよ。お疲れさま。でも敵はまだ魔界にいる。次いつこちらに出没するかわからないから、常に宝石を持っていること。いいね?」
「「了解!」」「めんどくさいけど了解」
「紫珠徠、ほんとめんどくさがりだよね~」
「だって本当にめんどくさいんだもん、戦うのって。疲れるし」
「使命感とかないんですか?」
「微塵もないね」
「頼むよ、紫珠徠。君はこのチームのエースなんだから」
「わかってるよ、カント。うるさいわねぇ」
それじゃ。と言ってカントは飛び立って行った。
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