ご令嬢と学校の先生
ふぅ・・
やっと少しの休息時間・・
「まほーー!おはよう!」
「茜おはよう!」
そんな私には大切な親友がいる。
小さい頃からずっと仲良しで
私のことを一番理解して
どんな時でも味方でいてくれる
「今日から、新しい担任になるんだって。」
「そうなの?新川先生は?」
「なんか、体調が悪くて退職したんだって。
なんか急すぎるよね〜」
確かに、新川先生最近体調が
よくなさそうだなぁって思ってたんだよね
「でねでね!
新しい先生がすんごくイケメンなんだって!」
茜はイケメンに目がない
優しい彼氏がいるのに。
「あ!ほら来たよ!」
茜の言葉と同時に教室のドアが開いた
その瞬間、女子たちの黄色い悲鳴が聞こえた
「みんなおはよー!
自己紹介したいから座ってくれるか?」
すごい爽やかな先生だな〜
なんて思いながら先生の方をじっと見た
すると先生とバチッと目が合った
先生はなぜか顔が赤くなって
バッと目をそらした
ん?
私今目そらされた?
だけど先生は何事も無かったかのように
自己紹介をし始めた
「前任の田代先生が病気療養に入ったため
このクラスの担任になることになりました
上条 翔太と言います。
年齢は26歳
担当は数学、独身。よろしくな。」
「先生って彼女さんいないんですか!?」
すぐさま女子からの質問が飛ぶ
「いません。
じゃあ、授業始めるぞー!」