【カルマ〜青春白書】1章完結
【意外な展開】
中央ラインに集合した
両校選手達。
主審は村山先生、
ラインズマンは
風早の選手が勤める。

村山は、簡単な
説明をし、コイントス、
結果、キックオフは
風早となった。

「ピー」

開始の笛がなると、
まわりの観客や
二中のブラバンも、
一斉にうなりをあげた。

だが、

「シーン………」

「ピッピー!」

開始20秒、
高さんからの
ロングパスを
松ちゃんがあっけなく
ダイレクトに決めた。

職員室山田
「す、すごい………
校長!見ましたか?
見ましたか?」

校長
「みましたとも
まぁ、あわてなさんな、
しかし、これで
かえって厄介だね〜」

山田
「えっ、なんで……
ですか?」

校長
「まあまあ、
一点ぐらいじゃ
まだ、だいじょうぶ!」

早々の奇襲に
少し驚いたかと
思われた二中、
しかし、何事も
ないようにクールだった

再開し、さすがの
二中、組織的な
戦略で一方的二中の
ペースになったが
開始10分は
しのぎまくった。

だが、ディフェンスの
一年前田、実は
足が遅く、背も低い為、
二中はそこを突いた。

⑭分、⑯分、⑱分と
立て続けに失点。

3クールの 1stを
1対3で終えた。

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