粗大ごみを拾ってしまった(恋する冥府の王・死神シリーズ2)
上条ミイヤのマンション・405号室・午前1時45分>
部屋に戻るとミイヤはほとんど意識がない、
立っているのも、やっとという状態の加賀城の手首をつかみ、
自分のベッドに座らせた。
「加賀城さん、わかりますか?
これに着替えてもらえますか?」
ミイヤは自分の浴衣を取り出した。
「今、着ているもの・・
結構濡れているので・・
着替えないと・・」
浴衣なら丈が長いし、女物でもなんとかなるだろう。
ベッドに座り込んだ加賀城の膝に、紺色の花柄の浴衣とひもを置いた。
うつむいているので、わかっているのか、
理解できているのか・・
よくわからないが・・
「着替えたら・・声をかけてくださいね」
ミイヤはそっとドアを閉めた。
30分たっても何の音さたもない。
もしかして・・意識不明とか・・
やばい!
「加賀城さん!!開けますよ!?」
ミイヤがそっとドアを開けると、
自分のベッドに
ゆかたを着た加賀城がもう眠っていた。
床にはコートやジャケット、
ワイシャツ、ズボン、靴下が脱ぎ散らかっている。
「まったく・・・」
衣類をかき集めながら、
目を閉じて眠っている加賀城の顔を見た。
点滴が効いたのだろう。
だいぶ楽そうに見える。
その寝顔は、やけに子どもっぽかった。
眼鏡と腕時計が、枕元に転がっていたので、
ミイヤは近くの机の上に置いた。
まあ、でもこれで一安心だ。
朝、少しでも熱が下がればいいけど。
冷却ジェルシートを額に貼ってやったが、
何の反応もなく眠り続けていた。
時計を見ると午前2時30分だった。
「ああ・・
粗大ゴミを拾ってしまった・・・」
明日はすぐコンビニに行って、
スポーツドリンクを買わねばならない。
あと、鍵開け業者依頼も・・・
調べて・・
加賀城の黒のジャケットとコート、ズボンをハンガーにかけ
念入りに消臭剤をスプレーした。
ワイシャツと靴下を洗濯機に入れた。
洗ってアイロンをかければ、乾くだろうし。
ミイヤは、よく気が付く自分に苦笑しながらも、
リビングのソファーに、自分用の毛布を用意した。
「明日は仕事なのに・・」
時計を見ると、午前3時過ぎていた。
部屋に戻るとミイヤはほとんど意識がない、
立っているのも、やっとという状態の加賀城の手首をつかみ、
自分のベッドに座らせた。
「加賀城さん、わかりますか?
これに着替えてもらえますか?」
ミイヤは自分の浴衣を取り出した。
「今、着ているもの・・
結構濡れているので・・
着替えないと・・」
浴衣なら丈が長いし、女物でもなんとかなるだろう。
ベッドに座り込んだ加賀城の膝に、紺色の花柄の浴衣とひもを置いた。
うつむいているので、わかっているのか、
理解できているのか・・
よくわからないが・・
「着替えたら・・声をかけてくださいね」
ミイヤはそっとドアを閉めた。
30分たっても何の音さたもない。
もしかして・・意識不明とか・・
やばい!
「加賀城さん!!開けますよ!?」
ミイヤがそっとドアを開けると、
自分のベッドに
ゆかたを着た加賀城がもう眠っていた。
床にはコートやジャケット、
ワイシャツ、ズボン、靴下が脱ぎ散らかっている。
「まったく・・・」
衣類をかき集めながら、
目を閉じて眠っている加賀城の顔を見た。
点滴が効いたのだろう。
だいぶ楽そうに見える。
その寝顔は、やけに子どもっぽかった。
眼鏡と腕時計が、枕元に転がっていたので、
ミイヤは近くの机の上に置いた。
まあ、でもこれで一安心だ。
朝、少しでも熱が下がればいいけど。
冷却ジェルシートを額に貼ってやったが、
何の反応もなく眠り続けていた。
時計を見ると午前2時30分だった。
「ああ・・
粗大ゴミを拾ってしまった・・・」
明日はすぐコンビニに行って、
スポーツドリンクを買わねばならない。
あと、鍵開け業者依頼も・・・
調べて・・
加賀城の黒のジャケットとコート、ズボンをハンガーにかけ
念入りに消臭剤をスプレーした。
ワイシャツと靴下を洗濯機に入れた。
洗ってアイロンをかければ、乾くだろうし。
ミイヤは、よく気が付く自分に苦笑しながらも、
リビングのソファーに、自分用の毛布を用意した。
「明日は仕事なのに・・」
時計を見ると、午前3時過ぎていた。