粗大ごみを拾ってしまった(恋する冥府の王・死神シリーズ2)
粗大ごみと座敷童の遭遇・21-23ページ
<ミイヤの部屋・リビング・座敷童の出現・9時30分>
リビングの部屋の隅に10才くらいだろうか、
男の子がじっと瞑王を見ていた。
鉢植えのガジュマルの観葉植物に、身をよせるように立っていた。
「お前は誰だ?」
その男の子が質問をした。
「お前は誰だ?」
瞑王はそっくり同じ質問をし、顎に手をやり、
言葉を続けた。
「俺を知らないのか・・
死霊のもぐりか・・お前は?
俺の知名度がここまで低いは・・・なげかわしい」
男の子は瞑王にひるむことなく
「ここは姉ちゃんの部屋だ。
お前が勝手に入り込むとは
許せない!」
男の子の目は怒りに満ちて
にらみつけていた。
「姉ちゃん?お前は弟か・・
でも死んでいるのに、
なぜここにとどまっている?」
瞑王はリビングの椅子に座り、
話を続けようとしたが
「姉ちゃんの下着を勝手に見るような、変態のお前には・・・
関係ない!!」
死霊の男の子の、強気の発言が放たれた。
瞑王は
<やれやれこいつは見ていたのか、これは手がかかる>
というように
「天界の迎えが手違いで来ない
のか?
それなら連絡をしてやるが・・・」
瞑王は手を叩いた。
すぐに大森カラスが、
ベランダの手すりに飛んで現れた。
「何か緊急の御用でしょうか」
「こいつを何とかしろ。
天界と連絡をつけてくれ」
大森カラスが男の子を見た。
「こいつは噂の問題児ですね。
天界のお迎えを拒否っているガキですよ」
「はぁ?なんだ・・それは・・
うちの管轄の地縛霊か?」
大森カラスは、くちばしを振り回して瞑王を見て言った。
「いいえ、ガキですが、
霊格は高いです。
天界に行けば、そのまま神になる予定ですね」
大森カラスはそう言って、
翼からスマホを起用にくちばしに、はさんで取り出した。
足の爪でトントンと番号を打ち、
しばらくして
「あーもしもし・・
迷子の霊を保護しているんだが・・お迎えを至急たのむ。」
だから、
うちの案件じゃない霊だ。
すぐにだ・・・
瞑王様の手をわずらわしてる・・」
大森カラスが瞑王を見た。
「至急来てくれるそうです。・・まったく近頃の天界は遅くて・・・」
と、愚痴も入った。
「絶対に行かない!」
死霊の男の子は、きっぱりと言い切った。
その時、リビングの中央にぼんやりと光の渦ができた。
中央に人型が見える。
それは翼のある女性のような霊体・・天使が声をかけた。
「孝君、ね、もういきましょう?」
「たかし・・って言うのか・・・」
瞑王は確認するように声をだした。
迎え天使は、瞑王に向かって微笑み、
「申し訳ありません。ご迷惑をおかけして・・瞑王様・・この子は・・」
リビングの部屋の隅に10才くらいだろうか、
男の子がじっと瞑王を見ていた。
鉢植えのガジュマルの観葉植物に、身をよせるように立っていた。
「お前は誰だ?」
その男の子が質問をした。
「お前は誰だ?」
瞑王はそっくり同じ質問をし、顎に手をやり、
言葉を続けた。
「俺を知らないのか・・
死霊のもぐりか・・お前は?
俺の知名度がここまで低いは・・・なげかわしい」
男の子は瞑王にひるむことなく
「ここは姉ちゃんの部屋だ。
お前が勝手に入り込むとは
許せない!」
男の子の目は怒りに満ちて
にらみつけていた。
「姉ちゃん?お前は弟か・・
でも死んでいるのに、
なぜここにとどまっている?」
瞑王はリビングの椅子に座り、
話を続けようとしたが
「姉ちゃんの下着を勝手に見るような、変態のお前には・・・
関係ない!!」
死霊の男の子の、強気の発言が放たれた。
瞑王は
<やれやれこいつは見ていたのか、これは手がかかる>
というように
「天界の迎えが手違いで来ない
のか?
それなら連絡をしてやるが・・・」
瞑王は手を叩いた。
すぐに大森カラスが、
ベランダの手すりに飛んで現れた。
「何か緊急の御用でしょうか」
「こいつを何とかしろ。
天界と連絡をつけてくれ」
大森カラスが男の子を見た。
「こいつは噂の問題児ですね。
天界のお迎えを拒否っているガキですよ」
「はぁ?なんだ・・それは・・
うちの管轄の地縛霊か?」
大森カラスは、くちばしを振り回して瞑王を見て言った。
「いいえ、ガキですが、
霊格は高いです。
天界に行けば、そのまま神になる予定ですね」
大森カラスはそう言って、
翼からスマホを起用にくちばしに、はさんで取り出した。
足の爪でトントンと番号を打ち、
しばらくして
「あーもしもし・・
迷子の霊を保護しているんだが・・お迎えを至急たのむ。」
だから、
うちの案件じゃない霊だ。
すぐにだ・・・
瞑王様の手をわずらわしてる・・」
大森カラスが瞑王を見た。
「至急来てくれるそうです。・・まったく近頃の天界は遅くて・・・」
と、愚痴も入った。
「絶対に行かない!」
死霊の男の子は、きっぱりと言い切った。
その時、リビングの中央にぼんやりと光の渦ができた。
中央に人型が見える。
それは翼のある女性のような霊体・・天使が声をかけた。
「孝君、ね、もういきましょう?」
「たかし・・って言うのか・・・」
瞑王は確認するように声をだした。
迎え天使は、瞑王に向かって微笑み、
「申し訳ありません。ご迷惑をおかけして・・瞑王様・・この子は・・」