粗大ごみを拾ってしまった(恋する冥府の王・死神シリーズ2)
<上条ミイヤのマンション・加賀城の正体>
「鍵!鍵!鍵!」
ミイヤは毎日のように405号室に明かりがついているかどうか
確認する毎日を送った。
いっそのこと鍵を変えようか、
でも、結構お金がかかるし・・
まったくあの粗大ゴミは・・・・
なんであんな奴に、振り回されなくてはならないのか。
テレビでは芸能ニュースが流されている。
ミイヤは掃除をしながら、
テレビのニュースのスイッチを
切ろうとした。
<元エクセリアのリーダー、
璃音と女優のみずき・破局>
いきなりの文字が飛び込んだ。
<・・璃音>・・?!
405号室のゴミに混じっていた
チラシの人だ。
<3か月前に破局していた>
ミイヤは掃除機を放り出し、
すぐにパソコンに向かい検索した。
エクセリア・璃音・リオン
エクセリアとは
ヘビメタ・トランス系の最も人気のあるバンドであり、
璃音はリーダーでボーカルであることがわかった。
すでにバンドは解散して、璃音はソロ活動している。
日本だけではなく
韓国、東南アジアでも人気が高かったのに、
いきなり解散してしまったようだ。
アメリカ進出も、期待されていたらしい。
璃音自身は、海外アーティストにも、楽曲提供をしている実績があった。
パソコンの画面の中で歌っている彼は、ドラァグクィーンのように、
闇の世界に妖しく咲く、花のように美しい。
濃い化粧をすれば・・
長いストレートの黒髪は、
たぶんかつらだろうが。
まさか・・!
加賀城剛士は、
確かに<璃音>だった・・・
彼は普通の人でなない。
パソコンで検索すると、全国ツアーの最終日が今日だった。
帰ってこないはずだ。
一般人の私が、会えるわけはない。
璃音がどのような人なのか・・
私はまったく知らなかったから。
加賀城剛士は知っているが・・
鍵をどうしたらよいのだろうか・・・・
ミイヤは決断した。
とにかく鍵業者を呼んで、
鍵を交換してもらおう。
痛い出費になるがしかたがない・・・
粗大ゴミではなく・・・
彼は、
手の届くはずのない所にいる人だったのだ。
「鍵!鍵!鍵!」
ミイヤは毎日のように405号室に明かりがついているかどうか
確認する毎日を送った。
いっそのこと鍵を変えようか、
でも、結構お金がかかるし・・
まったくあの粗大ゴミは・・・・
なんであんな奴に、振り回されなくてはならないのか。
テレビでは芸能ニュースが流されている。
ミイヤは掃除をしながら、
テレビのニュースのスイッチを
切ろうとした。
<元エクセリアのリーダー、
璃音と女優のみずき・破局>
いきなりの文字が飛び込んだ。
<・・璃音>・・?!
405号室のゴミに混じっていた
チラシの人だ。
<3か月前に破局していた>
ミイヤは掃除機を放り出し、
すぐにパソコンに向かい検索した。
エクセリア・璃音・リオン
エクセリアとは
ヘビメタ・トランス系の最も人気のあるバンドであり、
璃音はリーダーでボーカルであることがわかった。
すでにバンドは解散して、璃音はソロ活動している。
日本だけではなく
韓国、東南アジアでも人気が高かったのに、
いきなり解散してしまったようだ。
アメリカ進出も、期待されていたらしい。
璃音自身は、海外アーティストにも、楽曲提供をしている実績があった。
パソコンの画面の中で歌っている彼は、ドラァグクィーンのように、
闇の世界に妖しく咲く、花のように美しい。
濃い化粧をすれば・・
長いストレートの黒髪は、
たぶんかつらだろうが。
まさか・・!
加賀城剛士は、
確かに<璃音>だった・・・
彼は普通の人でなない。
パソコンで検索すると、全国ツアーの最終日が今日だった。
帰ってこないはずだ。
一般人の私が、会えるわけはない。
璃音がどのような人なのか・・
私はまったく知らなかったから。
加賀城剛士は知っているが・・
鍵をどうしたらよいのだろうか・・・・
ミイヤは決断した。
とにかく鍵業者を呼んで、
鍵を交換してもらおう。
痛い出費になるがしかたがない・・・
粗大ゴミではなく・・・
彼は、
手の届くはずのない所にいる人だったのだ。