君の笑顔が見たくて〜僕たちの夏の恋物語〜
満遍な笑顔で笑いながら話す彼に

笑うしかない。。私。


ハッハッ・・・ハッハッ・・・。

ぎこちない笑い声で笑って見せた。


彼も合わせて笑いだした、

ははははははぁ〜。


なんだか、楽しそう・・・。


彼の笑う声に


何故かおかしくなって来て


私も。思いっきり笑った。


暫く、2人で笑って


「あとは、俺が持って行ってやるから。
どこ、持っていったらいい?」


「・・・えっ?でも・・・」


「いいから」


そう言って、台車を押し出した。

「・・・ありがとう。第1教室まで。
私、一緒についてくね」


「あっ・・・うん。わかった」

ニコッと笑いながら
ゆうきくんは、力強く勢いよく台車を

ガタガタガタガタと普通に押した。


・・・凄い。力持ちなんだ。


少し後ろから彼を眺めながら歩いた。


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