君の笑顔が見たくて〜僕たちの夏の恋物語〜
バスケ部の人達は、休憩に入って


私は、また、本に目をやった。


だけど、内容が入って来ない・。笑


休憩中の彼は、どんな事してるだろう?って


また、チラッと彼を見て見た。


・・・あっ!


バスケの短パンのズボンにシャツを入れてズボンを上げていた。


彼が、誰かと話しながら
たまたま、こちらに顔を向けた。


・・・あっ。また・・・。

慌てて、また、顔を逸らした。


ちょっとして、また、彼をみると


楽しそうに笑いながら、友達とはしゃいで

相手の子が、彼の髪をクシャクシャって

していた。


彼は、はははって、笑ってる姿が、


明るくて・・・。


なんだろ?心が和んじゃう。


彼を見ていたら・・・楽しそうで。



傍に行って、何を話して笑ってるのかを


知りたくなってしまう。


私の友達は・・・本だから。


1人でも寂しくないし

何も思わないようにいたけど


彼を見てると。


和んだり、胸が痛くなって、ドキドキして、


私も・・・彼と・・・仲良くなりたい。


って、思ってしまう。



だけど


はしゃいだり、私みたいなのが友達だなんて・・・。


って、否定的にも思ってしまう。


私の知らない世界観を


彼は、自然に、簡単に見せてくれる。


そんな彼が、私は、気になって仕方ない。


・・・もっと、知り合いたいな・・・。


ゆうきくん・・・の・・・こと。


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