君の笑顔が見たくて〜僕たちの夏の恋物語〜
昨日の女子の事もあり


やっぱり・・・教室には・・・入りにくい。


私を心配してくれてる子もいてくれているけれど・・・


私は・・・自分から心の扉を閉めてしまっていて・・・、


わかっているけど・・・。。



私は、やっぱり
いつものように図書室で過ごす事にした。


いつもの特等席に座り


中庭に目を向けた。


・・・あれ?・・・あっ!


その先の教室・・・


確か、ゆうきくんのクラスだったはず。


ゆうきくんは、窓際に座ってるって話してたのを思い出した。


窓際の・・・席・・・。


前の席から、順番に見てみたけど、


ゆうきくんはいない?


その瞬間

教室の入口から窓際の席に・・・来て。
カバンを置いた人・・・・・



その姿は、



・・・あっ!

ゆうきくん!っ!


ゆうきくんがここから、
丸見えだったなんて。笑


嬉しくなって笑顔が止まらなくなった。



ずっと見ていれるんだっ。


私は何故か嬉しくてたまらなくなり

溢れてくる気持ちを抑えれないでいる。


彼から目が離せないでいると


視線を感じたからか彼もこちらを・・・見た?



でも、すぐ筆箱を出し始めて、ノートに何か書き出した。


…こちらを見たのは気のせい?


彼の書く
手が止まり、ノートを窓につけて私に見せてきた。


・・・うん?何?って書いてあるの?


私は、ノートに目をやると


【天宮さん、めっちゃ、笑顔(^^)】


マジックで書かれていた。


えェェェェェェーーーーー!!!


何?!何?!



ひぇェェェーーー!!



はっはっはっはっ恥ずかしいぃぃーーー!!



いやぁぁぁぁーーー!!




見ていたんだ。
こっちの事しっかり 見えてたんだっっ。


めっちゃ笑顔って。ってー?!


ヤダっ!?顔が熱い…あっあつすぎる!



私は両手で顔を隠して


すぐ、

カーテンをシャァーッと慌てて閉めた。



はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。


一体、何が起きたのか・・・


頭はパニックって。


顔は熱いし、もう!どうしたらいいの?!


ヤダぁ〜!って
でも、
嫌じゃないし。


でも、


ヤダッヤダッヤダッ〜!


あれ?


天宮さんって?


やっぱり、私の苗字・・・知ってる?の?


なんで?なんで、知ってるの?


カーテンを少しまくり上げて


ゆうきくんの教室を覗いた。


・・・っっ!


ゆうきくんがこちらを向いて


笑ってる!?


私は、また、慌ててカーテンから顔を引っ込ませた。


どぉしよぉーー!!!


胸が…胸がドキドキして…とっ止まらない。


何?これ?


ドキドキが止まんないよぉ〜!


びっびっくりしたから?


落ち着いついて・・・落ち着いて・・・


はぁ…はぁ…はぁ…。


こうゆう時は、深呼吸だっ!


大きく息を吸って〜。吐いて〜



ハァ〜〜と吐いた。



ハァ〜っ。むっ無理っ〜〜!!!!



ゆうきくんが気になるけれど…

ゆうきくんが見れないよ〜。

今日一日は、
カーテンをしたまま過ごすことにした。
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