転校生は双子くん

１人だったのが、２人に変わり、当然だけど作業が２倍早くなった。

さっきクリリンも後で来てくれるって言ってたし、楽勝じゃん！



あっ、クリリンといえば！！


私は気になる事を思い出し、チャーリーに尋ねてみることにした。


「ねー、チャーリー！クリリンに今好きな人っているのかな？」



「いる」って、クリリンが言ってたけど、チャーリーに教えちゃダメかもしれないし…。


相手を知りたいけど、とりあえず打診するだけに止めとく事にした。



「……なんで、俺にそんな事を聞くの？」


「ん？本人に聞けないから、チャーリーに聞いてみたんだ。
何か知ってる？」


「……さあね」


チャーリーの素っ気無い反応に首をかしげた。

何か怒ってる？


「そっかー、チャーリーも知らないのかー」


きっとクリリンは誰にも言ってないんだ。









「…そんなに、涼介のことが気になる？」



私はドキッとした。

怒りを奥に隠した、無表情のチャーリーの顔に…。