転校生は双子くん


その位置は、私の特等席なのにーー!!


おのれクリリンめ!!


侵略者か!!



クリリンと、その女の子はなにか話した後、女の子のほうが泣きながら立ち去っていった。




「クリリンの馬鹿ーー!!」


クリリン目がけて、チョップをかましてやる。



「イテッ!!…またお前か…」


「この、裏庭の陰の、木の下は私の特等席なのーー!!」


「はあ?誰が決めたんだよ!?」



誰が決めたって…

そういえば、誰が決めたんだろう??




「まあ、いいや。それよりお弁当♪お弁当♪」


「勝手に自己解決すんな!今日はオレが先にココに座ってたんだから、どっか行けよ」


「早い者勝ちって、誰が決めたのさー?」



グッと詰まるクリリン。

やった!勝った!!



「まあまあ、お昼食べましょうや」


クリリンは木の下からちょっと離れた位置に座り直し、パンを食べ始めた。



「ねぇ、そういえばさっきの女の子泣いてたけど、どうしたの!!?」



大声を出してクリリンに話しかける。


距離が離れているから、大声を出さないといけないのだ。



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