転校生は双子くん
「どうでもいいけど…お前友達いないの?」
笑い終わったクリリンが、突然そんな質問をしてきた。
「ん?いるよ」
「じゃあ、何でこんな所で1人でご飯食べているわけ?」
こんな所って失礼ね!
私のお気に入りの場所よ!!
「んー、いつも一緒に食べてる友達が委員会だし、天気がよかったから?」
「…1人でメシ食うとか抵抗ないのかよ?」
クリリンの質問を考える。
うーーん、そんな事考えたことなかったなー。
「別にいいんじゃない?
一緒に食べる人がいないとお弁当食べちゃ駄目って決まってないし。
1人でも楽しければいいんじゃないかなー」
「………」
ちょっとビックリした顔で見ているクリリン。
私、何かおかしい事言ったかな~?
「…お前、本当に面白いな」
何が可笑しかったのか分からないけど、クリリンはちょっと笑って言った。