転校生は双子くん


「チャーリー?突然デートしようなんてどうしたの?
私のレンタル料は高いわよ?」



私の言葉に、チャーリーは肩をすくめて、冗談っぽく返す。


「そうなの?俺に払えるかな?
レンタル料はお昼ご飯ってことでどう?
美味しいお寿司やさんがあるんだ。良子ちゃん、お寿司好き?」



もちろんだとも。


ウエルカムお寿司。



好きだと伝えると、チャーリーは「よかった」と安心したように言った。




…それにしても…


先輩達に呼び出された一件以来、私に対するチャーリーの態度が今までと違う気がする。


普段、女の子と接しているときは、チャラチャラしているんだけど、私しかいないときは何ていうか、落ち着いた感じがする。


態度も、話し方も、表情も…。





なんでだろう──…?




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