転校生は双子くん
「あ~あ、黄門さま役やりたかったのになぁ…」
それか、風車の弥七。
風車投げたかったなぁ…。
私がブーブー言ってると、香織が私の背中を叩いて渇をいれた。
「まだそんな事言ってるのー!?
ほら、笑顔、笑顔!そんなんじゃお客さん来ないよ!?」
私と香織はウエイトレス役に任命された。
これが結構疲れる…。
「あれ、涼介くんじゃない?」
香織が指さした方向をみると、確かに廊下を歩くクリリンの姿があった。
「よし!クリリンにも来て貰おう!」
廊下に行き、クリリンに話しかける。
「クリリーン!!ぜひ我クラスにも寄って行って!!」
私の姿をみたクリリンが驚いた表情を浮かべた。
「…なにその格好…」
「まあまあ、入ったら分かるからさー!」
私はクリリンの腕を引っ張って、教室の中に連れ込んだ。
「「”新妻喫茶”へ
ようこそー!」」