昨日、あなたに恋をした
ほんとうに日子のストーカーではないのですか?
そう全員が思っていたが、誰も突っ込まなかった。
「さすがです、東城さんっ。
素晴らしい観察眼ですっ」
と裕子だけが手を叩いている。
そして、そんな裕子を見ながら、日子は確信していた。
こいつはきっと今日もエントランスから上には上がって来ない、と。
そのとき、誠孝が帰ってきた。
「どうしたんだ。
大人数で集まって」
と驚く彼に、日子は、みんなが例の批判コメントの犯人を探しに来てくれたのだと説明した。
誠孝の顔には、
いや、ネット上の犯人探すのに、なんの機材もない日子の家に集まる意味はあるのか……?
と書いてあったが。
まあ、気持ちの問題か、と思ったらしく、
「そうか。
お前の部屋で大丈夫か?
うちでもいいぞ」
と誠孝は言ってきた。
そう全員が思っていたが、誰も突っ込まなかった。
「さすがです、東城さんっ。
素晴らしい観察眼ですっ」
と裕子だけが手を叩いている。
そして、そんな裕子を見ながら、日子は確信していた。
こいつはきっと今日もエントランスから上には上がって来ない、と。
そのとき、誠孝が帰ってきた。
「どうしたんだ。
大人数で集まって」
と驚く彼に、日子は、みんなが例の批判コメントの犯人を探しに来てくれたのだと説明した。
誠孝の顔には、
いや、ネット上の犯人探すのに、なんの機材もない日子の家に集まる意味はあるのか……?
と書いてあったが。
まあ、気持ちの問題か、と思ったらしく、
「そうか。
お前の部屋で大丈夫か?
うちでもいいぞ」
と誠孝は言ってきた。