昨日、あなたに恋をした




 一度やると決めたら、仕事のように、日々、コツコツとやる日子は、食事の前に撮った写真を今日もインスタに上げているようだった。

 それを見ながら、誠孝は心配になる。

 投稿しながら不安げな表情になっている日子に誠孝は言った。

「日子。
 もうやめたらどうだ? インスタの投稿。

 お前は一人暮らしだからな。
 せっかく頑張って作った(あかし)を誰かに見せたいのなら……」

 俺が毎日見てやる。
 そう言いかけ、誠孝は黙った。

 ……ちょっとプロポーズに聞こえなくもないな、と自分で深読みしてしまったからだ。

 読みすぎだ……。
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