昨日、あなたに恋をした
「日子の写真、よく撮れてたな」
「私は別の写真の方が好きだったんですけどね」
思わずそう言うと、どれだ? と言うので、誠孝はスマホの画面に、あのぼんやり顔の日子の写真を出して見せた。
身を乗り出してそれを見た新太は、
「日子らしくていいじゃないか。
転送しろ」
と言ってくる。
同意してくれる人がいて、嬉しいと一瞬喜んだが。
こんな世間的にはマヌケた顔をしているのだろう日子の写真をいいと言うなんて。
ベルゼブブさんは、やはり本気で日子が好きなのだろうかと不安になる。
いや、初対面で好きだとは言っていたが。
やっぱり、冗談なのかな? と疑うくらいの雰囲気だったのに。
今、日子の話題を出す新太に、あのときほどの余裕がないように感じられた。
「私は別の写真の方が好きだったんですけどね」
思わずそう言うと、どれだ? と言うので、誠孝はスマホの画面に、あのぼんやり顔の日子の写真を出して見せた。
身を乗り出してそれを見た新太は、
「日子らしくていいじゃないか。
転送しろ」
と言ってくる。
同意してくれる人がいて、嬉しいと一瞬喜んだが。
こんな世間的にはマヌケた顔をしているのだろう日子の写真をいいと言うなんて。
ベルゼブブさんは、やはり本気で日子が好きなのだろうかと不安になる。
いや、初対面で好きだとは言っていたが。
やっぱり、冗談なのかな? と疑うくらいの雰囲気だったのに。
今、日子の話題を出す新太に、あのときほどの余裕がないように感じられた。