転生聖女の異世界スローライフ~奇跡の花を育てたら魔法騎士に溺愛されました~
「分かった。じゃあ、作業が終わったらリアちゃんは僕に声を掛けて。アルがいればアルに頼むし、居なかったら僕が転移魔法で送るよ。空間の歪みが発生することもあるし、アルが送れるとも限らないしね。僕も都合が悪かったらリアちゃんは乗合馬車で帰る。これでどう?」
「それなら……」
スーリアはコクリと頷いた。アルフォークと言い、ルーエンと言い、とても偉い立場のはずなのに本当に親切でいい人達だ。
スーリアは二人に深々と頭を下げたのだった。