転生聖女の異世界スローライフ~奇跡の花を育てたら魔法騎士に溺愛されました~
アルフォークはすぐにその事に気づきキャロルに指示を出したが、キャロルはその指示に応える余裕を無くしていた。
中級クラスの魔獣が正面から向かってくるのを見て、キャロルは軽いパニック状態を起こしていた。普段ならスラスラ出てくる呪文が頭から抜け落ち、隙だらけになった部下の姿にアルフォークは舌打ちした。
「キャロル、下がれ! くそっ!!」
アルフォークがキャロルを下がらせようと近づいたとき、ファイヤーグリムが火撃を放った。キャロルを庇ったアルフォークが正面から火撃をくらう。燃えるような熱さが全身を襲った。
「団長!」
先にファイヤーグリムを仕留めた三人が加わり、アルフォークが相手にしていたファイヤーグリムにとどめをさした。団員達がアルフォークに駆け寄った。
「アル、大丈夫か!?」
団員を掻き分けてエクリードがアルフォークに近づく。エクリードはアルフォークの冑を外させた。白い肌は全体に赤らんでいるが、皮膚はきちんとある。
中級クラスの魔獣が正面から向かってくるのを見て、キャロルは軽いパニック状態を起こしていた。普段ならスラスラ出てくる呪文が頭から抜け落ち、隙だらけになった部下の姿にアルフォークは舌打ちした。
「キャロル、下がれ! くそっ!!」
アルフォークがキャロルを下がらせようと近づいたとき、ファイヤーグリムが火撃を放った。キャロルを庇ったアルフォークが正面から火撃をくらう。燃えるような熱さが全身を襲った。
「団長!」
先にファイヤーグリムを仕留めた三人が加わり、アルフォークが相手にしていたファイヤーグリムにとどめをさした。団員達がアルフォークに駆け寄った。
「アル、大丈夫か!?」
団員を掻き分けてエクリードがアルフォークに近づく。エクリードはアルフォークの冑を外させた。白い肌は全体に赤らんでいるが、皮膚はきちんとある。