転生聖女の異世界スローライフ~奇跡の花を育てたら魔法騎士に溺愛されました~
一方、レッドハットベーカリーでは毎日のようにこんな光景が見られるようになった。
「リジュ。会いに来たよ」
「また来たのか、ガキ」
「ガキじゃなくてサーシャよ。リジュだって十歳までお漏らししてたお子様でしょ? よく、それを乾かそうとして風の魔法石を無駄遣いして怒られていたわ」
「!! 誰だ! ガキに変なこと吹き込んだのは!?」
顔を真っ赤にしたリジェルの悲鳴が店内に響く。
「年の差が……十九歳? いけるかしら?」
メリノは頬に手をあててぼやく。今二十六歳のリジェルに対し、サーシャはまだ七歳だ。
「いけねえよ!」
「大丈夫よ。私が十七歳になっても、リジュはまだ三十六歳よ。いけるわ。私、リジュがおっさんになっても、やっぱり好きよ」
「!!?」
両親譲りの美しく優しい性格の娘に成長したこの子が、魔獣が殆ど現れなくなった平和な世界で幼なじみとの初恋を実らせることはできるのか。
そのお話はまた別の機会に。
〈了〉
ご清覧ありがとうございました!
「リジュ。会いに来たよ」
「また来たのか、ガキ」
「ガキじゃなくてサーシャよ。リジュだって十歳までお漏らししてたお子様でしょ? よく、それを乾かそうとして風の魔法石を無駄遣いして怒られていたわ」
「!! 誰だ! ガキに変なこと吹き込んだのは!?」
顔を真っ赤にしたリジェルの悲鳴が店内に響く。
「年の差が……十九歳? いけるかしら?」
メリノは頬に手をあててぼやく。今二十六歳のリジェルに対し、サーシャはまだ七歳だ。
「いけねえよ!」
「大丈夫よ。私が十七歳になっても、リジュはまだ三十六歳よ。いけるわ。私、リジュがおっさんになっても、やっぱり好きよ」
「!!?」
両親譲りの美しく優しい性格の娘に成長したこの子が、魔獣が殆ど現れなくなった平和な世界で幼なじみとの初恋を実らせることはできるのか。
そのお話はまた別の機会に。
〈了〉
ご清覧ありがとうございました!