砂漠の国でイケメン俺様CEOと秘密結婚⁉︎
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人事部長との話が終わったあたしは、同期の朋美に「近々吞みに行こう」と軽く声をかけ、急いで人事部のスペースから廊下に出た。
そして、小走り気味にエレベーターホールへ向かっていると、向こうから男の人が歩いてくるのが見えた。
さらりとしたブラウン系の髪に、ぱっちり二重の赤褐色の瞳の彼は、ライトグレーのスリーピースをぴしりと着こなし、颯爽と歩いていた。
「あれ、真珠ちゃん、ひさしぶりだね」
彼があたしに気づき、にっこりと微笑む。
まるで、王子さまのような優雅な微笑みだ。
「大橋さん……」
——あ、そっか。経営企画部は、このフロアだもんね。
人事部長との話が終わったあたしは、同期の朋美に「近々吞みに行こう」と軽く声をかけ、急いで人事部のスペースから廊下に出た。
そして、小走り気味にエレベーターホールへ向かっていると、向こうから男の人が歩いてくるのが見えた。
さらりとしたブラウン系の髪に、ぱっちり二重の赤褐色の瞳の彼は、ライトグレーのスリーピースをぴしりと着こなし、颯爽と歩いていた。
「あれ、真珠ちゃん、ひさしぶりだね」
彼があたしに気づき、にっこりと微笑む。
まるで、王子さまのような優雅な微笑みだ。
「大橋さん……」
——あ、そっか。経営企画部は、このフロアだもんね。