プレイボーイの 独占欲
こっちの方が狼狽えそうになって早々に切り上げることにした

「じゃ、待ってるからまた後でね」
ポンッと頭を撫でて異性を意識させて離れる


普通はもうこれだけで堕ちてくれるんだけどな

そう思いつつ顔は合わせずに1-Cの教室から出ていく

まさか触れたのが逆効果で真っ青になってたなんて知らずに


クラスに戻る頃には俺から誘ったことが話題になってて

休憩時間は全部質問タイムになってしまった

「ごめん、秘密」
営業スマイルでそう答えるのも疲れてきたけど俺様を出したとこでまたキャーキャー騒がれるだけ

優輝のせいだな
二学期は真面目に勉強して優輝に罰ゲームを受けてもらわねぇとな

何て考えながら昼休みを迎えた
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