プレイボーイの 独占欲
他の女ならそのまま俺の胸に飛び込んでくるんだけど...

華「ごめんなさい」
また低い声を出すと腕を振りほどいて離れて行った


「...ッッ何あれ」
俺が呟いたのは涙が溢れた瞬間に見せた顔が綺麗すぎたから

「ヤバっ。タイプじゃねぇし、そもそも女に本気にはなんねぇ筈なんだけど」
俺が呟いてることなんて知らずに華ちゃんは去っていった

戸惑いが隠せねぇのは不意にドキドキしてしまったから


これ、罰ゲームだったよな
なんて柄にもなく思ってしまった

「仕方ねぇし、帰るか」
誰もいない廊下で呟いて帰路に着いた


ブーブッ
バイブ音がなりスマホを開くと優輝からのメッセージ
〖大丈夫か?体調悪いって?〗
< 9 / 138 >

この作品をシェア

pagetop