なんでもない恋 #04 ぼっちランチと初夏の風。
一人でお店に入って食事をする気にはならなかった。
事務所前の駐車スペース、大きく育ったアオダモの枝が作る木陰に車を入れ、近所のいつものお店へ行く。一人分の日替わりランチセットを買い求め、事務所へ戻る。
見上げたら、アオダモの枝先にふわふわした白い花が咲いて、優しく風に揺れていた。
この前、ここへ来た時には花が咲く気配などなかったのに、ちゃんと季節を感じながら、ゆっくり、でも確実に変化してゆく。樹は不思議な生き物だと思う。
事務所前の駐車スペース、大きく育ったアオダモの枝が作る木陰に車を入れ、近所のいつものお店へ行く。一人分の日替わりランチセットを買い求め、事務所へ戻る。
見上げたら、アオダモの枝先にふわふわした白い花が咲いて、優しく風に揺れていた。
この前、ここへ来た時には花が咲く気配などなかったのに、ちゃんと季節を感じながら、ゆっくり、でも確実に変化してゆく。樹は不思議な生き物だと思う。