パパか恋人かどっちなのはっきりさせて!
11.AV(アダルトビデオ)盗み見事件―もう少しのところで見つかるところだった!
今日、パパは同期会があって帰りが遅くなるから食事は不要で、2次会まで行くから帰り時間は11時を過ぎるかもしれないと言っていた。
8時を過ぎているけど、お風呂にも入って、ほかやることもないし、時間は十分にある。パパの隠してあったHビデオの鑑賞会をさせてもらうことにした。
クローゼットを開けて隠してあったビデオを取り出して、品定めをする。短大のころ、仲の良い友達の家へ遊びに行ったときに一度だけ見せてもらったことがある。その時は恥ずかしいこともあり、しっかり見ていなかった。
タイプ別に並べてある。パパの几帳面さはこんなところにも出ている。一巻一巻内容を確かめる。ケースの写真を見ると恥ずかしいものばかり。私には刺激が強すぎる。見たことが分からないように元あった場所に戻す。
まず始めは無難なものを選んだ。DVDレコーダーの取り扱いはすぐに分かった。所要時間は120分と書いてあるので、時間は大丈夫だと思う。パパの部屋は狭いので壁に寄り掛かってみるのに丁度良い。
もう真剣に見てしまった。肝心な大切なところはぼかしてあるけど、間違いなくしていることは分かる。私にはあんなこと、とても無理だ。2時間はあっという間に過ぎた。緊張して見ていたせいかすっかり疲れた。
丁度終わりかけの時に、廊下を誰か歩いてきて部屋の前で止まったみたい。パパ? そう思っていると、玄関の鍵を開ける音がする。何で今帰ってくるの?
まずい! 急いで部屋を出て玄関へ迎えに行かなくてはならない。すぐにビデオレコーダーとテレビを消した。DVDのケースをテレビの裏に隠すと慌てて部屋を飛び出した。足がもつれる。
「お、おかえりなさい。洗濯物を片付けていました」
「ただいま、2次会が中止になったから帰ってきた。行きたい人がほとんどいなくて」
「そうですか、酔いを醒ましてからお風呂に入った方がいいですよ」
「分かった」
パパはすぐに自分の部屋に入って行った。酔いを醒ましてから入るのかと思ったけど、すぐにお風呂の用意をして浴室に入った。
お風呂に入ったのを確かめてから、すぐにパパの部屋に入った。ビデオレコーダーからDVDを取り出してテレビの裏に隠しておいたケースに入れてクローゼットの元の場所に戻した。ほっとした。これでバレない。
パパが上機嫌でお風呂から上がってきた。見れば分かる。分かりやすい人だ。今日は良いことあったのかな?
「今日はゆっくりでしたね。私の入った後だからぬるかったでしょう。ごめんさない」
「い、いや、ゆっくり入れてよかった」
上がってきたところに私が突然声をかけたので、パパはびっくりしたようで急いで部屋に入って行った。そういえば、私の後にお風呂に入った時は、概して機嫌がいい。私のあとに入って私の裸でも想像している。だとすればパパは変態かも?
部屋に戻って、しばらくして私は大変なミスに気付いた。テレビをビデオ画面のままにして、もとに戻すことを忘れていた。パパがニュースでも見たら気が付くかもしれない。でもDVDは片付けたから、気が付かないとは思う。
◆ ◆ ◆
次の朝、パパが出勤してから部屋に入ってテレビをつけてみた。ビデオの画面になっていた。ホッとした。すぐに戻しておいた。パパが気付かなかったことを確信した。
それから、パパには帰るときにはメールを入れてくれるように頼んだ。特に帰り時間が予定よりも早くなる時には必ずメールを入れてくれるように言っておいた。これで安心して鑑賞できる。
30巻の中にはソフトなものから非常に過激なものまでいろんなタイプのものがそろっていた。私はそのほとんどを見ていった。だんだん慣れてきて平気で見られるようになった。私って変態?
8時を過ぎているけど、お風呂にも入って、ほかやることもないし、時間は十分にある。パパの隠してあったHビデオの鑑賞会をさせてもらうことにした。
クローゼットを開けて隠してあったビデオを取り出して、品定めをする。短大のころ、仲の良い友達の家へ遊びに行ったときに一度だけ見せてもらったことがある。その時は恥ずかしいこともあり、しっかり見ていなかった。
タイプ別に並べてある。パパの几帳面さはこんなところにも出ている。一巻一巻内容を確かめる。ケースの写真を見ると恥ずかしいものばかり。私には刺激が強すぎる。見たことが分からないように元あった場所に戻す。
まず始めは無難なものを選んだ。DVDレコーダーの取り扱いはすぐに分かった。所要時間は120分と書いてあるので、時間は大丈夫だと思う。パパの部屋は狭いので壁に寄り掛かってみるのに丁度良い。
もう真剣に見てしまった。肝心な大切なところはぼかしてあるけど、間違いなくしていることは分かる。私にはあんなこと、とても無理だ。2時間はあっという間に過ぎた。緊張して見ていたせいかすっかり疲れた。
丁度終わりかけの時に、廊下を誰か歩いてきて部屋の前で止まったみたい。パパ? そう思っていると、玄関の鍵を開ける音がする。何で今帰ってくるの?
まずい! 急いで部屋を出て玄関へ迎えに行かなくてはならない。すぐにビデオレコーダーとテレビを消した。DVDのケースをテレビの裏に隠すと慌てて部屋を飛び出した。足がもつれる。
「お、おかえりなさい。洗濯物を片付けていました」
「ただいま、2次会が中止になったから帰ってきた。行きたい人がほとんどいなくて」
「そうですか、酔いを醒ましてからお風呂に入った方がいいですよ」
「分かった」
パパはすぐに自分の部屋に入って行った。酔いを醒ましてから入るのかと思ったけど、すぐにお風呂の用意をして浴室に入った。
お風呂に入ったのを確かめてから、すぐにパパの部屋に入った。ビデオレコーダーからDVDを取り出してテレビの裏に隠しておいたケースに入れてクローゼットの元の場所に戻した。ほっとした。これでバレない。
パパが上機嫌でお風呂から上がってきた。見れば分かる。分かりやすい人だ。今日は良いことあったのかな?
「今日はゆっくりでしたね。私の入った後だからぬるかったでしょう。ごめんさない」
「い、いや、ゆっくり入れてよかった」
上がってきたところに私が突然声をかけたので、パパはびっくりしたようで急いで部屋に入って行った。そういえば、私の後にお風呂に入った時は、概して機嫌がいい。私のあとに入って私の裸でも想像している。だとすればパパは変態かも?
部屋に戻って、しばらくして私は大変なミスに気付いた。テレビをビデオ画面のままにして、もとに戻すことを忘れていた。パパがニュースでも見たら気が付くかもしれない。でもDVDは片付けたから、気が付かないとは思う。
◆ ◆ ◆
次の朝、パパが出勤してから部屋に入ってテレビをつけてみた。ビデオの画面になっていた。ホッとした。すぐに戻しておいた。パパが気付かなかったことを確信した。
それから、パパには帰るときにはメールを入れてくれるように頼んだ。特に帰り時間が予定よりも早くなる時には必ずメールを入れてくれるように言っておいた。これで安心して鑑賞できる。
30巻の中にはソフトなものから非常に過激なものまでいろんなタイプのものがそろっていた。私はそのほとんどを見ていった。だんだん慣れてきて平気で見られるようになった。私って変態?