青い夏の、わすれもの。
「あのさ、山本」
1席分離れたところから声が聞こえる。
わたしはちらっと視線を流す。
「山本のライフプラン、オレは悪くないと思う」
「えっ?」
意外な答えだった。
絶対バカにされると思ってた。
良い意味で裏切られた。
「夢がなくても、当たり前の毎日を一生懸命生きて、その中で幸せを見つけて行くのもオレはアリだと思う。
全員が全員夢を持てって言われても正直ムリだ。現にオレは夢なんてない。
偏差値と擦り合わせて安全圏を受けるだけだ。
それでも、受けないよりはマシだと思う。
なぜって、進んだ先に夢を見つけられるような輝かしい世界があるかもしれないから。
そういう可能性のために勉強するのもアリなんじゃないか」
1席分離れたところから声が聞こえる。
わたしはちらっと視線を流す。
「山本のライフプラン、オレは悪くないと思う」
「えっ?」
意外な答えだった。
絶対バカにされると思ってた。
良い意味で裏切られた。
「夢がなくても、当たり前の毎日を一生懸命生きて、その中で幸せを見つけて行くのもオレはアリだと思う。
全員が全員夢を持てって言われても正直ムリだ。現にオレは夢なんてない。
偏差値と擦り合わせて安全圏を受けるだけだ。
それでも、受けないよりはマシだと思う。
なぜって、進んだ先に夢を見つけられるような輝かしい世界があるかもしれないから。
そういう可能性のために勉強するのもアリなんじゃないか」