青い夏の、わすれもの。
が、しかし...
見つけることは出来なかった。
「ったくもぉ!どこ行ったのよあのバカは!」
やけ酒ならぬ"やけラムネ"をごくごくと飲み、ぷは~っと豪快に息を吐いた。
「勝手に帰ったわけじゃないよね?」
あたしはラインにメッセージを送ったけど、5分待っても既読は付かなかった。
おそらくスマホ自体触ってもいないのだろう。
一体どこをほっつき歩いてるわけ?
年頃の女の子を置いてどこ行ってるの?
心配しなさいよ、バ魁っ!
寄り道ばっかして、1番近くにいる大切な存在を忘れてるんじゃないの?
って、それはもちろんあたしのことなんだけど。
灯台元暗しとかいうけど、まさにそれじゃないのかってあたしは思ってる。
ってか、思いたいんだよね。
だってそういう風に前向きに捉えないと、本当にあたしはただの幼なじみで終わってしまう。
足元の花に目を向けるようにするにはどうしたらいい?
一体どうすれば魁はあたしだけを見てくれるようになるのだろう。
なんてことを考えていると、背後から下駄の音が聞こえてきた。
あたしはもしや...と期待して振り返った。
見つけることは出来なかった。
「ったくもぉ!どこ行ったのよあのバカは!」
やけ酒ならぬ"やけラムネ"をごくごくと飲み、ぷは~っと豪快に息を吐いた。
「勝手に帰ったわけじゃないよね?」
あたしはラインにメッセージを送ったけど、5分待っても既読は付かなかった。
おそらくスマホ自体触ってもいないのだろう。
一体どこをほっつき歩いてるわけ?
年頃の女の子を置いてどこ行ってるの?
心配しなさいよ、バ魁っ!
寄り道ばっかして、1番近くにいる大切な存在を忘れてるんじゃないの?
って、それはもちろんあたしのことなんだけど。
灯台元暗しとかいうけど、まさにそれじゃないのかってあたしは思ってる。
ってか、思いたいんだよね。
だってそういう風に前向きに捉えないと、本当にあたしはただの幼なじみで終わってしまう。
足元の花に目を向けるようにするにはどうしたらいい?
一体どうすれば魁はあたしだけを見てくれるようになるのだろう。
なんてことを考えていると、背後から下駄の音が聞こえてきた。
あたしはもしや...と期待して振り返った。