青い夏の、わすれもの。
だけど、一向にその時は訪れなかった。
何度確認してもさっきのメッセージに既読は付いていない。
5分に1回のペースで確認しているのに、これでは無意味だ。
もう1回送ればいいかな?
でも、また送ったら催促してるみたいな気もするし...
でもでも、このまま来なかったら今日のわたしの計画はおじゃんになっちゃうし...
でもでもでも、やっぱ気づいてもらわなきゃ困るし...
「あぁ...もぉ...」
道のど真ん中でわたしはいかにも不機嫌オーラを出してしまった。
心の声も隠しきれず、隙間から漏れだした。
「電話、すれば?」
「えっ?」
わたしが脳内でグダグダ会議をしていると、さつまくんが斬り込んできた。
わたしは右上の受話器マークを見つめた。
これを押したら発信してしまう。
わたしは咄嗟に電源ボタンを押した。
「いつまでそーしてんの?もうあと30分しかないけど?」
「確かにそうだけど...」
わたしは俯いた。
やっぱりわたしが前を向くなんてこと出来ないのかな?
わたしの勇気はどこにあるのかな?
伝える勇気、
傷つく勇気、
どこに行けばみつかるかな?
何度確認してもさっきのメッセージに既読は付いていない。
5分に1回のペースで確認しているのに、これでは無意味だ。
もう1回送ればいいかな?
でも、また送ったら催促してるみたいな気もするし...
でもでも、このまま来なかったら今日のわたしの計画はおじゃんになっちゃうし...
でもでもでも、やっぱ気づいてもらわなきゃ困るし...
「あぁ...もぉ...」
道のど真ん中でわたしはいかにも不機嫌オーラを出してしまった。
心の声も隠しきれず、隙間から漏れだした。
「電話、すれば?」
「えっ?」
わたしが脳内でグダグダ会議をしていると、さつまくんが斬り込んできた。
わたしは右上の受話器マークを見つめた。
これを押したら発信してしまう。
わたしは咄嗟に電源ボタンを押した。
「いつまでそーしてんの?もうあと30分しかないけど?」
「確かにそうだけど...」
わたしは俯いた。
やっぱりわたしが前を向くなんてこと出来ないのかな?
わたしの勇気はどこにあるのかな?
伝える勇気、
傷つく勇気、
どこに行けばみつかるかな?