青い夏の、わすれもの。
向日葵が見つめる太陽が私達にゴールを教えてくれた。
黄金色のワインディングロードを抜けた先には、どんな迷いも不安もない、穏やかな風が吹き、青々とした草木が揺れる草原が広がっていた。
その景色は私がかつてあのトランペットの音から連想し、陶酔した世界に似ていた。
やはり、始点と終点は同じ場所にあった。
「ついにゴールだ」
「うん。でもまたここからスタートだよ」
「えっ?」
私の意味深な言葉に風くんは首を傾げた。
私はふふっと笑った。
溢れる笑顔が今までより何倍も温かくて優しい日だまりのように思えた。
「今終わって、また始まる。1つ終わるごとに次がやって来る。それが長い長い人生っていう道のりだと思う」
「そっか...。うん、そうだね。じゃあ...」
黄金色のワインディングロードを抜けた先には、どんな迷いも不安もない、穏やかな風が吹き、青々とした草木が揺れる草原が広がっていた。
その景色は私がかつてあのトランペットの音から連想し、陶酔した世界に似ていた。
やはり、始点と終点は同じ場所にあった。
「ついにゴールだ」
「うん。でもまたここからスタートだよ」
「えっ?」
私の意味深な言葉に風くんは首を傾げた。
私はふふっと笑った。
溢れる笑顔が今までより何倍も温かくて優しい日だまりのように思えた。
「今終わって、また始まる。1つ終わるごとに次がやって来る。それが長い長い人生っていう道のりだと思う」
「そっか...。うん、そうだね。じゃあ...」