青い夏の、わすれもの。
私はコンクールの当日、地元で評判の花屋に寄った。
「すみません。あの予算3000円くらいで花束を用意したいのですが...」
「はい。ご希望のお花はございますか?」
希望の花、か...。
それは一択だ。
「向日葵を必ず入れて下さい。後はお任せします」
「畏まりました。では少々お待ち下さい」
店員さんが向日葵を手に取るのを見て胸がドクンと鳴った。
向日葵の花言葉は...あなただけを見つめている。
あの日からずっとそう。
私は律くんだけを見つめている。
一瞬で奪われた心が永遠の愛に変わる...そんな奇跡を祈りながら私は店員さんが繕う花束を見つめていた。
完成した花束には向日葵の他にオレンジ色と黄緑色の花が添えられていた。
うん、イメージ通りだ。
これを渡せば少しは想いが届くはず。
ここから始めよう。
私の青い青い恋を。
「すみません。あの予算3000円くらいで花束を用意したいのですが...」
「はい。ご希望のお花はございますか?」
希望の花、か...。
それは一択だ。
「向日葵を必ず入れて下さい。後はお任せします」
「畏まりました。では少々お待ち下さい」
店員さんが向日葵を手に取るのを見て胸がドクンと鳴った。
向日葵の花言葉は...あなただけを見つめている。
あの日からずっとそう。
私は律くんだけを見つめている。
一瞬で奪われた心が永遠の愛に変わる...そんな奇跡を祈りながら私は店員さんが繕う花束を見つめていた。
完成した花束には向日葵の他にオレンジ色と黄緑色の花が添えられていた。
うん、イメージ通りだ。
これを渡せば少しは想いが届くはず。
ここから始めよう。
私の青い青い恋を。