恋の駆け引きはいつだって刺激的【完結】
葉月に相談するとやっぱり恋だということがわかったので早速千秋さんに報告できると思ってワクワクしていた。
どんな反応をしてくれるだろうか。
喜んでくれるだろうか。
葉月がマグカップを両手で包み込むようにしながら柔らかい視線を向ける。
「安心した。だってとんでもない奴だったらどうしようかと思ってて」
「そうだよね。でもとんでもない奴でも結婚するしかなかったもんなぁ」
「うふふ、幸せそうだね。改めて結婚おめでとう」
「ありがとう!」
葉月の家には2時間弱滞在して夕飯の準備もあるから私は家を出た。
また連絡すると約束をして。
葉月の住むマンションから出てすぐに大きな交差点がある。
そこで信号を待っていると、急に電話が鳴った。
携帯を鞄から取り出して画面を見ると”夏希君”と表示されていた。
私はすぐに耳にそれを当てた。
「もしもし?」
「桜子?今どこにいるの?」
「今、ちょっと外にいて…どうしたの?」
「会いたいなって思って。デートも急にしないとか言い出すし」
「…あ、それは…」
困っていると、夏希君が前見て、というので前方に目を向けると交差点を挟んで向こう側に夏希君がいた。
軽く手を上げる夏希君に私も手を振り返した。
どんな反応をしてくれるだろうか。
喜んでくれるだろうか。
葉月がマグカップを両手で包み込むようにしながら柔らかい視線を向ける。
「安心した。だってとんでもない奴だったらどうしようかと思ってて」
「そうだよね。でもとんでもない奴でも結婚するしかなかったもんなぁ」
「うふふ、幸せそうだね。改めて結婚おめでとう」
「ありがとう!」
葉月の家には2時間弱滞在して夕飯の準備もあるから私は家を出た。
また連絡すると約束をして。
葉月の住むマンションから出てすぐに大きな交差点がある。
そこで信号を待っていると、急に電話が鳴った。
携帯を鞄から取り出して画面を見ると”夏希君”と表示されていた。
私はすぐに耳にそれを当てた。
「もしもし?」
「桜子?今どこにいるの?」
「今、ちょっと外にいて…どうしたの?」
「会いたいなって思って。デートも急にしないとか言い出すし」
「…あ、それは…」
困っていると、夏希君が前見て、というので前方に目を向けると交差点を挟んで向こう側に夏希君がいた。
軽く手を上げる夏希君に私も手を振り返した。